【JASSO奨学金02】そもそも何?貸与奨学金
皆さんこんにちは!
i-MEDIA入学相談室です☀️
奨学金シリーズ、今回は
『貸与奨学金』
についてです。
貸与奨学金の種類
まずは貸与奨学金の種類をおさらいしていきましょう!
貸与奨学金は借りる奨学金なので、卒業したら返還する=返すわけですが、
利子の有無などそれぞれ違いがあります。
1. 第一種貸与奨学金
▶️利子無し。借りた分だけ返す。
2. 第二種貸与奨学金
▶️利子あり。借りた分+利子の額を返す。
3. 入学時特別増額貸与奨学金
▶️第一種、もしくは第二種に採用された人だけ対象で、
入学後に月額とは別にまとまった金額が1回だけ借りられる。利子あり。
それでは、それぞれ採用基準と月額を説明していきます。
❶第一種貸与奨学金
⑴採用基準
採用されるかどうかは「学力基準」と「家計基準」の2つによって決まります。
「学力基準」は、高校在籍時に申し込む場合、成績が評定平均値3.5以上であること。
状況によっては高校から推薦を受けられる場合がありますので、
高校の先生に相談してみてくださいね。
「家計基準」はご家庭の収入の状況などによって決まります。
目安は両親と子ども2人の家庭で世帯収入747万未満など。
⑵貸与金額
借りられる金額は
・学校の種類 大学か、短大・専門学校(専修学校専門課程)か
・設置者 国公立か私立か
・自宅通学か、自宅外通学か
で異なります。
でも、高校生のうちに申し込む場合は、そんなのまだ分からないですよね🤨
一人暮らしするかどうかまだ決めてないし、っていうかそもそもどこの学校に進学するかも決まってないし…
なので、高校生のうちに申し込む方法=予約申込(※)をするときは
「最高月額」を希望するか、「最高月額以外」の金額を希望するか、
どちらかを選びます。
※次のブログで詳しく解説します🫡
i-MEDIAの場合、
最高月額は、自宅通学¥53,000、自宅外通学¥60,000。
最高月額以外は、¥20,000、¥30,000、¥40,000からの選択。自宅外通学の場合は¥50,000も選べます。
予約申込の場合は、進学後に変更も可能です。
そして、希望した月額が採用されるかどうかは「家計基準」によります。
・第一種採用、最高月額もOK
・第一種採用、でも最高月額はダメよ
・第一種不採用
以上の3パターンで結果が出ることになります。
❷第二種貸与奨学金
(1)採用基準
採用されるかどうかは「学力基準」と「家計基準」の2つによって決まります。
「学力基準」は、申込時点での高校の成績が平均以上であること。
わりと、ざっくりしてますよね…うん、けっこう、だいたい大丈夫…!
まずは高校の先生に相談してみてください😉
「家計基準」の目安は両親と子ども2人の家庭で世帯収入1,100万未満など。
給付奨学金や第一種よりも緩やかになっています。
(2)貸与金額
借りられる金額は、学校の種類や自宅通学・自宅外通学等に関係なく、
月¥20,000から最高¥120,000まで、1万円単位で好きな金額を選べます。
予約申込の場合は、進学後に変更も可能です。
この貸与奨学金ですが、第一種、第二種の両方を利用することもできます。
それが「併用貸与 (へいようたいよ)」。
併用貸与の家計基準はまたちょっと変わりまして、
目安は両親と子ども2人の家庭で世帯収入686万未満など。
併用貸与 < 第一種 < 第二種 の順に家計基準の額が大きくなるイメージです。
❸入学時特別増額貸与奨学金
最後は貸与奨学金の3つ目、
入学時特別増額貸与奨学金について。
奨学金とは毎月決まった金額が振り込まれてくるものですが、
この「入学時特別増額貸与奨学金」は、
月額とは別に1回だけ、入学後の初回にプラスして振り込まれる、という奨学金です。
第二種と同様、有利子です。
「入学時特別増額奨学金」だけを申し込む、ということはできなくて、
「第一種」または「第二種」、または「併用貸与」と組み合わせて申し込みます。
(1)貸与金額
借りられる金額は¥100,000から最高¥500,000まで、10万円単位で好きな金額を選べます。
予約申込の場合は、進学後に変更も可能です。
(2)採用基準
「入学時特別増額貸与奨学金」を利用できるのは、原則として、
「保護者が国の教育ローンを利用できなかった場合」です。
🤨ん? 国の教育ローン?
日本政策金融公庫という金融機関が行っている教育ローンがありまして、
「国の教育ローン」と呼ばれています。
低金利で人気のローンなのですが、利用にあたっては審査があります。
保護者の方がこのローンに申し込んで、もし審査が通らず利用できなかったら、
代わりに奨学金を、月額にプラスして多く借りられる、という趣旨の制度なんですね。
進学マネープランを考えて、月額の奨学金以上のお金が必要かも、というときは、
保護者の方に「国の教育ローン」についても検討してもらってください。
以上、盛りだくさんな貸与奨学金でした。
次回は、実際に奨学金を借りるための手続きスケジュールをご紹介します!
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