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カメラマンの仕事内容は?なる方法や収入について徹底解説!
カメラマンの仕事内容
カメラマンとは、写真や映像を撮影する専門家のことを指します。彼らの仕事は、様々な場面やイベントの瞬間を捉えることです。カメラマンの仕事は非常に多岐にわたり、プロフィール写真や結婚式の撮影から、広告や映画の撮影まで幅広い分野で活躍しています。
以下では主に5種類の仕事を紹介しています。
1.テレビ
テレビカメラマンはドラマやバラエティ、生放送、スポーツ中継などのテレビ番組で放送する番組の撮影を行います。スタジオでは、複数のカメラを駆使してディレクターの指示に従い、番組全体を撮影します。
2.報道
報道番組のカメラマンは事件や事故、災害現場や政治、経済などの分野で起こった出来事を撮影し、それらをニュースとして全国民に伝える非常に重要な役割を担っています。
3.スポーツ
スポーツカメラマンは試合やスポーツイベントの撮影を行い、新聞や雑誌、インターネットなどの各媒体に掲載するというのが仕事です。その瞬間の感動や選手の表情を捉えて視聴者に楽しみを提供する重要な役割を果たします。
4.広告・CM
広告カメラマンは、商品やブランドのイメージを高めるための写真撮影を行う職種です。たとえば、飲食店の広告として使用する素材を撮る場合、どの角度から撮ればよりおいしそうにみえるかなどを計算し、撮影をします。
また、ファッションの場合は洋服だけでなく、モデルも合わせて魅力的に撮る能力が求められます。
5.ブライダル
ブライダルカメラマンは、主に結婚式の記念撮影を担当します。新郎新婦の幸せな瞬間をとらえるために失敗は許されない、責任ある仕事です。
カメラマンの年収はどれくらい?
カメラマンは、仕事の内容も多岐にわたり、需要も非常に高いため、年収は個人の経験や実績によって大きく異なります。
まず、初心者のカメラマンの年収は200万円前後が一般的です。この段階では、まだ経験が浅く、クライアントからの信頼もまだまだ浅いため、高額な仕事を請け負うことは稀です。
また、会社などに就職をして正社員になると月給17万円から20万円ほどをもらい、年収は200万から300万円ほどになる予想です。
しかし、経験を積み重ねるにつれて、仕事の幅やクライアントからの信頼が広がります。中級のカメラマンの年収は500万円程度となり、より高度な撮影技術やクリエイティブなアイデアを求められる仕事も増えてきます。
さらに上級のカメラマンとなると、年収は600万円以上となります。中にはフリーランスに転身し、1000万円以上となる人もいます。このレベルでは、経験豊富なスキルや、優れた撮影技術、そして広い人脈なども求められます。有名なイベントや映画の撮影など、より大規模で高いクオリティが求められる仕事も多くなります。
ただし、カメラマンの年収はフリーランスやクライアントの依頼によって大きく左右されるため、一定の収入が保証されるわけではありません。仕事量やスキルに応じて変動するため、安定した収入を得るためには、常に自己成長や新しい技術の習得が求められます。
カメラマンに必要なスキルや素質
カメラマンは、写真や映像を撮影し、芸術的な視点や技術を活かして表現する専門家です。彼らが成功するためには、さまざまなスキルや素質が求められます。
1.撮影技術
まず、カメラマンに必要なスキルの1つは撮影技術です。カメラの操作や光の扱い方、構図や構成などの基本的な技術を熟知していることが重要です。
撮影する対象に応じて撮影技術は大きく変わるため、得意な分野での知識と技術の探求を目指しましょう。最近ではデジタルカメラでの撮影が主流のため、撮影したデータをパソコンに取り込み、色補正なども行いますので編集する力も必要となります。
2.観察力
カメラマンは観察力を持つことも重要です。被写体や景色を見つけ出し、魅力を引き出す能力が求められます。また、瞬間の表情や動作を捉えることが仕事なので、適切な状況下で判断をし、シャッターチャンスを逃さない判断力も必要となります。これにより、人物や風景などをより生き生きと表現することができます。
特に、動きが激しいスポーツ中継での被写体撮影では、些細な動きにも写真で捉えたい瞬間があります。その一瞬を逃さずに捉えることができれば、クライアントの要望を満たし、自分のカメラマンとしての力を認めてもらえることもあります。
3.コミュニケーション能力
また、コミュニケーション能力もカメラマンにとって非常に重要なスキルです。クライアントの要望やニーズを理解し、それを的確に反映するためには、円滑なコミュニケーションが必要です。また、ファッション撮影の現場では初めて対面するモデルとのコミュニケーションも必要となります。モデルとの関係性を築き、リラックスさせることもカメラマンの役割の1つです。
4.根気強さ
カメラマンには常に学び続ける姿勢が重要です。新しい機材や技術の動向に敏感であり、それに対応して自己を成長させる必要があります。また、スポーツ中継や報道では長丁場の撮影となることも少なくありません。長時間の撮影には集中力も必要となります。
カメラマンになるためには、特定の資格が必要とされることはありませんが、関連する学校やスクールでの学びを積むことがおすすめです。写真や映像制作の専門知識や技術を磨くことで、カメラマンとしての競争力を高めることができます。
確かな撮影技術や知識が身に付く、専門学校i-MEDIA
カメラマンになる方法
カメラマンとして働くことは、情熱と創造性があり、写真撮影に興味がある方にとって魅力的な選択肢です。ここでは、カメラマンになるための基本的な手順を紹介します。
1. 映像系の専門学校に通う
映像撮影の専門学校に通い、専門的な授業を受けることもカメラマンになるための選択肢です。
学校では、未経験の方でも基礎からカメラの知識や技術を学べ、そして撮影技術だけでなく、編集技術を学べるカリキュラムを組んでいることが多いです。さらに映像業界への就職で有利になるような人脈を作ることもできるため、プロのカメラマンを目指す多くの人が専門学校や専門コースを卒業しています。
また、専門学校や大学には撮影機材やスタジオなどの設備も整っているため、実践的な経験を積むこともできます。
2. 撮影経験を積む
カメラマンになるには、撮影や編集の経験を積むことが欠かせません。まずは身近な人物や風景を撮影してみましょう。家族や友人、街の風景など、様々な被写体にチャレンジすることで、撮影のスキルを向上させることができますし、自分の撮りたい分野や比較的得意な撮影が何なのかも把握することができます。また、地元のイベントやコンテストに応募して、自分の作品を発表する機会を作ることもおすすめです。近年ではSNSに投稿してバズり、そこからプロのカメラマンとして活動をスタートするという人も多いので積極的に使っていきましょう。
3. インターンシップやアシスタントとして働く
カメラマンの世界に足を踏み入れるためには、インターンシップやアシスタントとしての経験が役立ちます。有名なカメラマンの下で働くことで、実践的なスキルやビジネスのルールを学ぶことができます。また、プロの仕事に関われることで、業界の人脈を広げることもできます。ただし、1点注意しなければならないのが、下積みとしてアシスタントを行いますので撮影技術を学ぶだけでなく、その他の雑務なども担当しなければいけない可能性が非常に高いです。
カメラマンになるための方法は、学ぶ努力や経験を積むことが欠かせません。上記のステップを踏みながら、自分の個性を表現できるカメラマンになれるように努力しましょう。素晴らしい写真を通じて、人々を感動させるカメラマンの道を歩んでください。
カメラマンになるために持っておきたい資格
基本的にカメラマンになるために必要な資格などは明確にはありません。しかしさらなる専門知識や資格を持つことは、就職や仕事を行う面で大きなアドバンテージとなります。以下に、カメラマンになるために持っておきたい資格を紹介します。ぜひ参考にしてください。
1.写真技能士
写真技能士とは、都道府県知事が実施する国家検定制度の技能士検定の一種で、難易度の高いほうから「1級写真技能士」「2級写真技能士」「3級写真技能士」と分かれています。
この試験は誰でも受けられるというわけではなく、各級において経験年数によって受験可能かが変わります。「1級写真技能士」はプロのカメラマンとしての実務経験が7年以上、「2級写真技能士」は実務経験が2年以上、「3級写真技能士」は実務経験があれば受験が可能です。
昔ながらの写真館を開業する場合や肖像写真の撮影や制作などで必要となる資格になります。
2.Photoshop(R)クリエイター能力認定試験
こちらの試験はAdobe社の画像加工ソフト「Photoshop」を使った画像編集と加工の能力を認定するための試験です。写真撮影そのものの知識・技術ではありませんが、カメラマンに必要不可欠なレタッチ作業のスキルを身につけるうえで受験する人も多いです。試験では「スタンダード」と「エキスパート」でレベルわけがされており、「スタンダード」ではソフトを使用した基本的な作業レベル、「エキスパート」ではスタンダードよりも応用力や技術力が求められ、業界でのクライアントからの要望に的確にこたえられるかを判断する試験となっています。
日常的にPhotoshopを使い、さまざまな機能を使いこなせるようであれば合格はそこまで難しくないため、仕事でPhotoshopを使用するカメラマンであれば資格取得を目指した方がよいでしょう。
3.フォトマスター検定
こちらの検定は文部科学省後援の検定試験となっています。
この検定試験はプロのカメラマンが受験するというよりも、一般のカメラや写真を好きな愛好家や学生、関連する業界に関わる人らが自身の知識レベルを確かめたり、今後の撮影活動へのキャリアアップを目的とするために受験していることが多いようです。検定には3級から2級、準1級、1級の4段階あります。プロではないとはいえ、級が上がるにつれて難しくはなりますので受験前にはしっかりと勉強をしてから望みましょう。
これらの資格は、カメラマンとしてのスキルや専門知識を証明するものです。資格を持つことによって、仕事の幅を広げることはもちろん、クライアントに対して信頼性や専門性をアピールすることができます。カメラマンを目指す方は、ぜひこれらの資格を取得してスキルアップを図りましょう。
まとめ
現在活躍されているカメラマンの中には独学や厳しく長い下積みを経てプロとして活躍されている方も多いです。しかしやはり未経験であれば、専門学校や大学の専攻コースに通って基礎的な部分から学ぶことがおすすめです。
国際映像メディア専門学校の動画・映像クリエイター科ではカメラマンとしての撮影技術だけではなく、動画編集を学ぶ授業もカリキュラムに取り組まれています。また、授業では普段各業界で活躍されているプロをお呼びして授業を行っていますので、より現状の業界に合わせた力をつけることができます。ぜひ一度オープンキャンパスに参加してみてくださいね。