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2024.6.17
マネージャー

マネージャーになるには?目指している方必見の押さえておきたい全て

芸能マネージャーとは?

芸能マネージャーとは、芸能人のスケジュール管理から出演交渉、イメージ管理、メンタル・体調のケアまでを一手に担うプロフェッショナルな役割のことを指します。芸能人が自身の才能を最大限に発揮し、一層の飛躍を遂げるためには、芸能マネージャーの存在が不可欠です。

そして、芸能マネージャーは一見裏方の仕事と考えられがちですが、実際は演者と共に舞台に立ち、時にはピンチを救い、時には新たな可能性を探し出す、演者と同じくらいクリエイティブな職業です。業界の動向を見極め、交渉力を発揮し、最新のメディアトレンドを把握する必要があります。

以上のような役割を持つ芸能マネージャーですが、個々の芸能企業や芸能人、シチュエーションにより仕事の内容は微妙に異なります。今回のコラムではそんな芸能マネージャーについて詳しく解説していきます。

芸能マネージャーになるにはどうしたらいい?

芸能マネージャーを目指すためには、まず自分が何をするにあたって何が必要で、どのような努力をすべきか理解することが必要です。芸能マネージャーになるためには、以下を参考にしてみてください。

芸能マネージャーに必要な学歴・資格・試験

芸能マネージャーになるためには、特定の学歴や資格が必要というわけではありません。

しかし、業界の知識を深めたり、マネージャーとしてのスキルを磨くために、芸能ビジネスや映像、メディア、広告などについて学ぶ専門学校や大学を卒業していることが求められることもあります。

また、芸能マネージャーは芸能人のキャリアをサポートし、業界で成功を収めるために重要な役割を果たします。このため、芸能業界の動向を理解し、良好な人間関係を築く能力、プロジェクトマネジメントスキル、営業スキル、コミュニケーション能力などが求められます。

具体的な資格としては、プロジェクトマネージャー認定資格、ビジネスマネージャー認定試験、心理カウンセラー認定資格などがあります。また、担当する芸能人の送迎なども任されることもあるため、普通自動車運転免許を取得しておくと良いでしょう。これらの資格を取得することで、芸能マネージャーとしての知識やスキル、認知度を高めることができます。

ただし、これらの資格取得はあくまで一例であり、必ずしも必要ではないことを覚えておきましょう。芸能マネージャーになるためには、多くの場合、芸能プロダクションやエージェンシーに就職し、経験を積むことが最も重要です。

芸能マネージャーになるための学校はある?選び方は?

「芸能マネージャーになりたい!」と思ったとき、必ずしも特定の学歴は必要ありませんが、芸能業界の道筋を理解する上で、専門的な教育を受けることは有利です。以下では、芸能マネージャーになるための学校について解説し、何を基準に学校を選ぶべきかを紹介します。

一般的に、芸能マネージャーを目指す学生は、大学や短大の芸術・芸能関連の学科や、芸能ビジネスを学べる専門学校に進学します。特に、エンターテイメント業界に特化した専門学校では、実際の現場で働くプロから直接指導を受けることができます。

また、芸能マネージャーを目指す上で、知識よりも経験が必要不可欠であるため、学校選びにおいては「実践的なカリキュラム」が提供されているか、特に重視するべきです。具体的には、実際にアーティストのマネージメントを手掛けるようなプロジェクトがある、現場で働くマネージャーから話を聞く機会がある、などが挙げられます。

芸能マネージャーの代表的な就職先・活躍できる場所

芸能マネージャーを目指す方にとって、重要となる就職先は主にテレビ局、芸能プロダクション、映画会社などが挙げられます。また、最近では、インターネット配信サービスやYouTubeで活動するインフルエンサーやクリエーターのマネージャーという役割も出てきています。

1. テレビ局・ラジオ局

テレビ局やラジオ局では、タレントやアーティストの出演スケジュール調整やプロモーション活動を担当するマネージャー職があります。ここで培った経験は、芸能マネージャーとしての幅広い視野と交渉力を身につける上で非常に有益です。

2. 芸能プロダクション

芸能マネージャーとして最も一般的な就職先は、芸能プロダクションです。ある一定のタレント、芸人、アーティスト等のマネージャーとして、スケジュール管理、ギャラ交渉、出演交渉など様々な業務を担当します。

3. 映画会社・音楽プロダクション

映画会社や音楽プロダクションでも、専属のマネージャーが必要とされています。映画のキャスティングや音楽活動のプロモートなど、特定のジャンルに特化したマネージメント業務を行います。

4. インターネット配信サービス・SNS

近年、YouTuberやインスタグラマー、TikTokerなど、いわゆるインフルエンサーが注目を浴びており、これらの人々をサポートするマネージャーも必要とされています。インフルエンサーのみが所属している事務所も増えてきていますので需要も非常に高いです。

各職場で求められるスキルや知識は異なりますが、転職やキャリアアップを見越した場合、幅広い経験を積んでおくことが推奨されます。

芸能マネージャーの仕事内容とは?

芸能マネージャーは、芸能人のプライベートと公的な生活を見守り、その円滑な運営に貢献する多岐にわたる責任を持つ立場です。その主な業務内容は以下の通りです。

こちらはタレントマネージャーについて簡単に解説したブログです!

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1. スケジュール管理

芸能マネージャーの仕事の中でも大変重要な役割が、「芸能人のスケジュール管理」です。

これは、芸能人のテレビ出演やラジオ出演、雑誌の取材、舞台やコンサートの予定など、多岐にわたる彼らのスケジュールを把握し、それらを円滑に運営するための業務です。

芸能マネージャーは、その芸能人の能力や特性を理解し、適切な出演先や仕事を見つけると同時に、タイムテーブルをしっかりと管理することで、極力、スケジュールの重複や時間の無駄が生じないように調整します。そのためには、非常に細かい時間管理と周到な計画立案能力が求められます。

また、仕事のオファーが来たときや新たな企画が持ち上がったときには、既存の予定との調整を行うだけでなく、交通手段や移動時間、リハーサルやメイクなどの前後時間も考慮することで全体のスケジュールを組む必要があります。

このスケジュール管理が適切に行われることで、芸能人自身は自分の芸能活動に集中することができ、効率的に仕事をこなすことが可能となります。

2. 仕事の現場へ同行

芸能マネージャーの仕事の一つに、芸能人の仕事の現場への同行があります。これは、テレビの収録や撮影、インタビュー、ライブなど、芸能人が公の場で行うほとんど全ての活動に同行し、裏でサポートをする役割を果たします。

同行の目的は主に二つあります。

一つは、芸能人が仕事を円滑に行えるよう、環境を整えること。具体的には、移動の手配、現場の確認、スケジュールの管理や調整などが含まれます。また、その場の雰囲気を和ませるために、芸能人がリラックスできるよう配慮することも重要な役割となります。

もう一つの目的は、芸能人の代弁者として活動すること。芸能人はパフォーマンスを最優先におき、集中力を保つことが重要です。マネージャーは、芸能人の代わりに、仕事の交渉や現場で発生するトラブル対応などを行う役割があります。

3. 営業活動

芸能人の活動の一つにテレビ番組やドラマ、映画、舞台など、さまざまなメディアでの出演があります。これらの出演機会は、視聴者やファンにとっては芸能人の魅力を感じられる重要な機会であり、芸能人自身にとっても知名度を上げる活動の一つです。しかし、これらは自然と転がり込んでくるものではなく、多くの場合は芸能事務所が主導して交渉を行い、形成されます。

具体的には、まずオファーがあった場合、その内容を確認した上で出演の可否を決定します。また、ギャラについても、芸能人の知名度や求められる役割などを考えながら、最適な額を決めるべく交渉を行います。

さらに、自ら積極的に出演機会を探し、提案することもマネージャーの役割です。これには、テレビ局や制作会社などと良好な関係を維持し、有益な情報を取得するための営業能力も求められます。

その一方で、自身が担当している芸能人の特性や方向性、今後のキャリアプランを深く理解し、適切な出演機会とマッチングすることも重要な業務となります。

4. イメージ管理

SNSは、芸能人が一般の人々と直接コミュニケーションをとるための強力なツールであり、魅力や人間性を伝える手段として非常に有効です。しかし、一方でSNS上の失言や誤解を招く発言で一瞬にして炎上する可能性もあります。そのため、芸能マネージャーとしては、芸能人がSNSで発信する内容について細心の注意を払う必要があります。

そこで、マネージャーは日頃から芸能人のSNSをチェックし、発信する内容によって生じる可能性のあるリスクを評価します。また、SNSの投稿内容や態度、いいね!やコメントの返信なども芸能人のイメージ形成に関わるため、それらについても適切な指導を行います。

さらに、特別なイベントや新作の発表などがあった際には、タイミングよくSNSで情報を発信することで、芸能人のイメージ向上や宣伝効果の最大化を図ることができます。そのため、マネージャーはSNSの戦略的な使い方についても理解していることが求められます。

5. メンタル・体調のケア

芸能マネージャーの重要な仕事の一つに、所属タレントのメンタルと体調のケアがあります。芸能界は厳しい競争が続く過酷な環境で、多大なプレッシャーやストレスからタレントの心身の健康を害することも少なくありません。そのため、タレントが最高のパフォーマンスを発揮できるよう、マネージャーが彼らの心と体の健康状態を見守る役割が求められます。

メンタルケアでは、マネージャー自身が話を聞くだけでなく、必要に応じてプロの心理カウンセラーや精神保健の専門家に相談することも大切です。また、タレント自身が自分のメンタル状態を把握できるようサポートすることも重要です。

体調管理においても、タレントが適度な休息を取れるようスケジュールを調整するほか、健康状態に対する知識も必要とされます。たとえば、タレントが風邪をひいたとき、手遅れになる前に対処したり、適切な医療機関を紹介したりする役目を果たします。

芸能マネージャーの大変なこととは?

芸能マネージャーの仕事は芸能人のスケジュール管理や現場への同行、出演交渉などを始め、非常に多岐にわたります。そのため、マネージャーの仕事は決して楽なものではありません。以下、芸能マネージャーの大変さをいくつかご紹介いたします。

 1. 常に高い緊張感とプレッシャー

芸能人といえども一人の人間です。彼らの生活リズム、体調管理、メンタルケアなどを常に配慮しなければならず、一緒にいる時間が長いため緊張感を持って接する必要があります。結果が全てを左右する業界なので、プレッシャーも常にかかってきます。

 2. 不規則な生活リズム

昼夜逆転の生活が続いたり、休みなしで働くこともあるため、健康を害しやすい環境があります。リハーサルやロケなどで深夜まで働いたり、早朝から始まることもあるため、時には睡眠不足に陥ることもあります。

 3. 個人生活の制約

芸能人の仕事は土日祝日を問わず、年間を通して行われるため、マネージャーの個人的な時間を持つことは難しいかもしれません。家庭を持つ方にとっては特に配慮が必要な職業と言えます。

 4. 人間関係の複雑さ

芸能人一人一人の性格や特性に対応するだけでなく、仕事を進める上で関わるプロデューサー、ディレクター、スタッフとの関係性も大切です。コミュニケーション能力が非常に求められる職業であり、人間関係の複雑さを強く感じることがあります。

以上、芸能マネージャーの大変な点をいくつか挙げましたが、その反面で幸せを感じる瞬間もたくさんあります。大変なことも多いですが、それを乗り越えることで得られる達成感と喜びは他の仕事ではなかなか味わえないものとなるでしょう。

芸能マネージャーの年収・給料の目安はいくら?

芸能マネージャーの給料は非常に幅広いです。年収は、マネージャーの経験やスキル、担当するタレントの知名度や人気度、所属する芸能プロダクションの規模などによって変動します。

一般的に、新人マネージャーの初任給は年収200万円程度からスタートするのが一般的でしょう。経験を積み、大物タレントのマネージャーになった場合は、年収1000万円を超えることもあります。

また、プロダクションによっては、タレントの売上に応じてマネージャーの給与がアップするインセンティブ制度を導入している場合もあります。この場合、担当タレントが大成功を収めた際には、給与に大きな差が出ることも考えられます。

労働時間は長いですが、それに見合った報酬を得て、タレントとともに成長し続けることが、芸能マネージャーとして最も大切なことなのかもしれません。

芸能マネージャーに向いている人物の特徴

芸能マネージャーとして成功するためには、特定の人格特性と能力を有することが必要とされます。以下、芸能マネージャーに向いている人物の特徴について詳しく見ていきましょう。

1. 堅実性と信頼性

芸能人のスケジュールを制御し、営業交渉を行うマネージャーだからこそ、常に誠実さや信頼性が問われます。約束や期限を守り、情報管理に努めることが求められます。

2. コミュニケーション能力

マネージャーは芸能人と共に仕事をこなしていくパートナーです。だからこそ、芸能人からの信頼を得るためのコミュニケーション能力は必須です。また、スケジュール調整や出演交渉などにおいても、相手と良好な関係を築くためのコミュニケーション能力が求められます。

3. ストレス耐性

突然のスケジュール変更や失敗、批判など、様々なストレスに直面します。それらをポジティブに捉え、冷静に対処できるストレス耐性は必須です。

仕事柄、厳しい状況に立たされることもしばしばありますが、それを乗り越えて成果を出せる人が芸能マネージャーとして成功します。興味がある方は、ぜひこの特性を持っているか自己探求してみてください。

芸能人が思う”いいマネージャー”の特徴

芸能人がマネージャーに求める一番の要素は「信頼性」でしょう。厳しい芸能界で活躍するためには、マネージャーとの絶対的な信頼関係が必須です。以下、芸能人が思う”いいマネージャー”の特徴をいくつか挙げてみましょう。

 1. 細やかなサポート力

芸能人のスケジュールは非常に多忙で、労働時間も不規則です。どんな状況でもスムーズに動けるよう、マネージャーが細部にまで目を配ることが求められます。

 2. 実直な対応力

芸能人自身も人間であるため、様々な思いや感情を抱えています。そんな中でも、マネージャーが真摯に向き合い、適切な助言やケアを行える能力が重要とされます。

 3. 交渉力と判断力

芸能人の出演交渉やギャラ交渉などは、マネージャーの役割です。そのため、高い交渉力と判断力が求められます。利害関係者との円滑なコミュニケーションをとり、芸能人の立場を守りつつも最大限の結果を出すことができるマネージャーは、芸能人から高い評価を得ることでしょう。

これらを兼ね備えたマネージャーは、芸能人だけではなく、事務所や業界全体からも高い信頼を得られるでしょう。芸能マネージャーを目指す人は、これらの特徴を参考に、日々の仕事や学習に励んでください。

芸能マネージャーの将来性

芸能界は常に新しいトレンドが生まれ、変化していく業界であり、それに伴い芸能マネージャーの役割や求められるスキルも変わってくると言われています。そのため、得意分野や技能を活かしてエンターテイメントの世界で成功を収めることが可能で、その結果、高い収入を得ることも可能です。

それに加えて、最近の傾向として、InstagramやYouTubeなど新しいメディアを通じて活躍するインフルエンサーが増えてきていることから、それらの人々をサポートする新たなマネージャーの役割が求められるようになっています。これら新しいメディアを取り扱うことは、新たな市場への参入や新しい顧客との接点を持つことを可能にし、マネージャーとしてのキャリアを拡大させる絶好の機会と言えます。

また、デジタルテクノロジーの進歩により、マネージャーの仕事も多様化しており、SNSの運用やデジタルマーケティングの知識が求められるようになっています。これは一方で、自身で新しいスキルを学び、適応することが求められるという意味でもあります。

結論として、芸能マネージャーの将来性は極めて高く、新たなメディアの出現やデジタルテクノロジーの進化といった変化に柔軟に対応しながら成長していくことが求められる職種であると言えます。

まとめ マネージャーを目指すなら国際映像メディア専門学校!

芸能マネージャーは、芸能人のキャリアを構築し、その活動を支える重要な役割を担っています。今回ご紹介した通り、芸能マネージャーになるためには幅広い知識と技術、そしてコミュニケーション能力や協調性が求められます。

そんな芸能マネージャーを目指すなら、「国際映像メディア専門学校」がおすすめです。本校では独自のカリキュラムを通じて、業界の最新情報、芸能マネージャー業務の実践的な知識、そして芸能人に必要な広告やマスコミの知識まで、プロの指導の下で幅広く習得することが可能です。

さらに、同校は業界との強い繋がりを持っています。スクール内でのイベントや業界関係者との交流を通じて、理論だけでなく実務的な経験も積むことができます。これにより、卒業後に芸能マネージャーとして活躍する道が開けます。

もしこのコラムを読んで芸能マネージャーが気になったら、ぜひ国際映像メディア専門学校のオープンキャンパスに参加してみてください。

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