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2024.5.13
女優

女優の年収はどれぐらい?給与形態や平均年収、ギャラを上げるために必要なことを徹底解説

女優の年収はどれぐらい?

女優の年収は、一般的には非常に幅広い範囲で変動することが知られています。実際に、女優の年収には大きな差があります。有名な女優や大ヒット作に出演する女優は、非常に高いギャラを得ることができますが、一方で新人の女優や知名度の低い作品に出演する女優は、不安定な収入に困ることもあります。

一般的に、有名女優の年収は数百万円から数億円に及ぶことがあります。有名女優の場合、年収が数億円に達することもあります。テレビドラマや映画、舞台、CMなどに出演し広く知られているベテラン女優・俳優になると年収も一気に上がります。ただし、その分見た目を整えるための維持費や美容費、演技などのトレーニング代などでかかる出費も増えることもあります。

一方で、無名の女優や芸歴1年から5年ほどの新人の場合、年収が数十万から200万円ほどに過ぎないこともあります。駆け出しの時期は知名度が低く、1本あたりのギャラも多くありません。仕事内容はCMの脇役や再現VTRの出演、エキストラが多い傾向にあります。なので芸能活動で収入を立てるのではなく、アルバイトなどを掛け持ちしている方が多いです。

女優の給与形態は?

1. プロジェクト単位のギャラ

女優は映画、テレビドラマ、舞台などのプロジェクトごとに報酬を受け取ります。この場合、契約書に基づいて出演料が定められ、プロジェクトの予算や女優の知名度、役柄の重要性などに応じて設定されます。

2. 出演時間や出演シーンによるギャラ

女優の出演時間や出演シーンの多さに応じて報酬が変動する場合もあります。特に主要な役柄やセリフの多い役柄は、通常よりも高いギャラが支払われることがあります。

3. リピートフィー

ドラマや映画のシリーズ化など、女優が同じ作品に継続的に参加する場合、後続のエピソードやシーズンごとに支払われるリピートフィーが存在することがあります。これは、女優が作品に貢献し続けることで報われる仕組みです。

4. 制作会社やプロダクションとの契約形態によるギャラ

女優は所属する制作会社やプロダクションとの契約によって給与が決定されるケースもあります。契約内容には固定給や出演料の割合、映画やドラマの利益に応じた分配などが含まれています。

女優の給与形態は複雑であり、個別の契約内容によって大きく異なることがあります。知名度や実績、人気度などが高い女優ほど、報酬も高くなる傾向があります。また、作品の予算や需要によっても給与は変動するため、女優にとって給与は一定ではありません。

総じて言えることは、女優の給与は非常に多様であり、多くの要素によって影響を受ける点です。最終的なギャラの金額は、女優自身のスキルや人気、作品の需要や予算、プロジェクトの規模などによって決まります。女優として活躍する上で、給与形態を理解し、適切な契約を結ぶことが重要です。

女優の仕事別のギャラは?

女優の仕事別のギャラは、さまざまな要素によって決まります。以下に、代表的な女優の仕事とそのギャラの一例をご紹介します。

テレビドラマ

テレビドラマに出演する女優のギャラは、通常、1話ごとまたはシリーズ全体で設定されます。人気のあるドラマに出演すれば、1話につき数十万円から数百万円のギャラを期待することができます。放送回数はドラマによって異なりますが、1クールで10〜13回が一般的です。そのため、主役クラスの女優は、1クールで約1000万円から2000万円の収入を得ることができるでしょう。

映画

女優が映画に出演する際のギャラは、その映画の規模や予算、そして女優自身の人気度によって大きく異なります。大規模な商業映画では、ギャラが数千万円を超えることも珍しくありません。しかし、インディーズ映画のような低予算の作品では、ギャラは数十万円から数百万円の範囲で設定されることが多いです。

CM出演

CMに出演する女優のギャラは、出演時間や放映の頻度に応じて変わります。ドラマなどで主演級の女優が大企業のCMに登場するときは、ギャラが数百万円から数千万円になることも珍しくありません。しかし、中小企業や地域限定のCMでは、ギャラは通常数百万円程度であることが一般的です。

舞台

女優さんが舞台に立つとき、そのギャラはいくつかの要因によって大きく変わります。舞台の大きさや公演期間の長さ、そして女優さんの人気度によって異なります。小さな劇場では、チケットの売り上げに応じた収入(チケットバック)や、一公演につき数千円から1万円ほどが相場です。一方で、大きな劇場や人気のある大衆演劇では、全国を巡る旅公演を通じて、演技だけで生計を立てている方もいますので月に10万円から20万円程度の収入が見込めると考えられます。

女優に向いている人の特徴は?

女優として成功するために必要なのは、ただきれいな容姿を持っていることだけではありません。以下に、女優に向いている人の特徴をいくつかご紹介します。

1. 演じることが好き

まずは何よりも、役を演じることが好きであることが最も重要です。新人女優時代はギャラも少なく、不安定な仕事です。売れた後ももちろんいつ仕事が来なくなるかわからない職業です。

事務所に入ったからと言って、安定した収入が約束されているわけでもなく、頑張って続けていても売れるかどうかはわからない。そのような状況の中でひたすらに頑張って続けていくには演技が好きであることが非常に重要で続けていくためにも必要です。

2. 変幻自在な表現力と演技力

女優は、様々な役柄や感情を演じることが求められます。そのため、変幻自在な表現力と演技力が必要となってきます。自身の感情をコントロールし、相手役との関係性や状況に応じた演技ができる能力が求められます。演技がうまくない女優は、監督や脚本家が思い描く役柄をえんじることはできませんし、表現力のない女優は見ている観客たちを作品の中へ引き込むこともできません。どちらが欠けていても成功する女優になることは難しいです。

3. メンタルが強い

女優としての成功は、一朝一夕には訪れません。事務所への所属オーディションや仕事のオーディションなど、ひたすらに受け続ける毎日です。オーディションに落ちることなどはざらで、そもそも書類審査にも受からないこともあります。そのような状況の中でメンタルがブレることなく前を見続けるには相応の強い心が必要です。また、メンタルが強いということは本番で自分の出せる力を引き出せることにもつながります。チャンスは一度しかないような状況で緊張や不安な気持ちに左右されず、自分の力を引き出すことが重要です。

女優になるためには、これらの特徴を持っているだけでは十分ではありません。演技の勉強やトレーニング、経験を積むことも重要です。女優の道は厳しいものかもしれませんが、諦めずに努力すれば誰でも夢を叶えることができるかもしれませんね。

まとめ

女優のお給料は非常に幅広く、有名女優は数億円以上を稼いでいることもあるような非常に夢のある職業です。しかし現実を見ると大部分の女優は安定した収入を得ることが難しく、不定期な仕事や低いギャラでの活動も多いです。

女優の世界は競争が激しく、厳しい環境ですが、夢や情熱を持ち、自己表現を追求する人にとって魅力的な職業です。女優のお給料には確かな実力と努力が必要ですが、成功すれば充実感と報酬を得ることができるでしょう。

国際映像メディア専門学校では、演技の基礎から学ぶ授業はもちろんのこと、学生パフォーマンスグループ「Little Rock」という劇団もありますので実践的な演技・表現・歌・ダンスなど幅広く学ぶことができます。

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